本日1月29日(水)、新製品「astah* System Safety」を発売しました。
チェンジビジョンにとっては実に6年ぶりとなる新しいエディションのリリースです。
新製品「astah* System Safety」は、安全分析設計支援機能を統合したMBSEツールです。
複雑さを増すシステム開発の効率化 + 安全性の論証に
近年、複数システムの連携などで複雑さが増すシステムの開発において、複数領域にわたる担当者間でシステム全体の要求や構造などを効率よく整理共有することが課題になっています。
そこでモデルを用いてシステムズエンジニアリングをする取り組み(MBSE : モデルベースシステムズエンジニアリング)が注目されています。
SOTIF (Safety Of The Intended Functionality: 意図された機能の安全性)や機能安全についての国際規格であるISO 26262などが関係した自動運転時代への対応を進める自動車ドメインをはじめ、航空宇宙、ロボット、医療機器等のドメインでは安全への要求も高まっており、安全性の担保、説明が課題となっています。
astah* System Safetyは、これら業界の課題に取り組むために開発された、安全分析設計支援、さらにその論証支援機能を統合したMBSEに対応するモデリングツールです。
astah* System Safetyで扱える5つのモデル
astah* System Safetyは、以下のモデル編集機能により、MBSE、安全に関する設計/分析/シナリオによる検証/論証を支援します。
SysML
システムエンジニアリングの成功を多視点のモデルで支えるSysMLにより、エンジニアリングを迅速に実現、手戻りのコストを抑制できます。-> 対応図を見る
SCDL
ISO2626の安全コンセプトの設計・分析をより直感的に支援するビューとしてSCDL(Safety Concept Description Language : 安全コンセプト記述言語)をサポートしています。-> 図を見る
STPA
ドライバなど、人とシステムの間の安全分析に有効なSTPA(Systems Theoretic Process Analysis)に対応。SOTIFで押さえるべき非故障、ミスユースケース、性能限界を含めた安全分析と対策を支援します。-> 対応図を見る
GSN
GSN (Goal Structuring Notation)による安全を含む論証構造の表現により、プロダクトの安全性の説明性を向上します。
Ontology Scenarios
フィーチャーモデルを用いたオントロジー/体系化とバリエーション生成から、例えば自動運転車の検証シナリオを網羅期に生成し、システマティックなV&Vを実現します。(当機能は、将来アドオンとして提供する予定です)
astah* System Safetyは、これらのモデルを一つのツール上で、まとめて管理できます。
また、それらのモデルの間には相互に関係があり、相互変換や関係性の管理などの連携にも対応することで、モデリングや整合性維持などの効率を向上します。
購入前に、ご試用いただけます。
astah* System Safetyは、購入前に20日間ご試用いただけます。
試用には評価ライセンスが必要ですので、こちらのフォームよりご申請ください。