こんにちは、astah*開発チームのりりぃです。
皆さんはそれぞれ描いたクラス図やシーケンス図、アクティビティ図などを、画像として保存したりWordなどの文書に貼り付けたりして活用されているかと思います。
それを印刷すると、図要素の字が小さくて読みにくくなったことはありませんか?
字が小さいから大きな用紙に印刷していませんか?
下の画像は、astah*の印刷プレビュー画面です(PDFとして印刷したファイルもあります)。2枚の図の内容は同じです。用紙サイズに合わせて自動縮小する設定になっています。
左図はクラス図をなんとなく描いて、そのまま紙に印刷しようとしています。
右図は図要素の配置を最適化しました。右図のように余白を減らし、図の密度を高めて縮小度合いを減らすことで紙面を有効に活用することができます。結果的に用紙サイズを大きくしなくても見やすい文字サイズになります。
今回は紙面を無駄にしない図を描くテクニックを3つご紹介します。
テクニックその1:図要素自体を小さくする
各図要素をできるだけ小さくリサイズすることでより密度を高めやすくなります。全ての図要素が自動リサイズ設定になっていれば不要です。
テクニックその2:図要素を密集させる
図要素をできるだけ密集させて配置していきます。
図要素をまとめて移動したり、図要素をドラッグして移動したりすることができます。
押しピンの絵のアイコンを押下するとモードが固定されるので便利です。
テクニックその3:フレームを小さくする
印刷範囲にはフレームも含まれてしまうため、フレームを非表示にするか、リサイズしなくてはいけません。今まではフレームのリサイズを行うのにノブをドラッグして手動で調整が必要でしたが、astah* 8.0 ではこのテクニックに便利な機能を追加しています(astah* 8.0 リリースノートの『図のフレームサイズを図要素の位置に応じて最小化可能としました。』に当たります)。
- 図上のフレームを右クリックしてポップアップメニューを表示する
- [サイズの最適化] – [この図]を押下
- 中の図要素がはみ出ないようにフレームが最小化されます
なお、フレームが必要ない場合は、フレームを非表示にすることもできますよ。
是非このテクニックを活用してみてくださいね。