皆様大変お待たせしました。1年3ヶ月ぶりのリリースです。
最新版7.1では、効率的なモデリングをさらに促進する為の操作性の改善、図の表現力に必要な色設定オプションの追加やフォント設定画面の改善などを行いました。ここでは、最新版7.1の機能を幾つか簡単にご紹介します。
図を俯瞰できる「マップビュー」
astah*画面左に「マップビュー」が入りました。マップでは、編集中の図全体を俯瞰し、エディタに表示する範囲を簡単に指定できます。
7.0以前は構造ツリーと同枠に存在していた為、マップの利用時は、毎回タブによる切替えが必要でしたが、7.1からはその手間を省けます。
大きなサイズの図の編集時は、エディタ上のスクロールやズームよりも便利です。是非ご活用ください!
One-clickでクラスをインタフェースに一括変換!
概念モデルやラフな設計モデルを基に、詳細な設計モデルを作成することは多くあると思います。このようなケースでは、クラスをインタフェースに変更したくなることがありますよね。また設計中は、試行錯誤しながら、インタフェースに変換したクラスに変更することもあります。7.1では、そんな時のために、単一は元より、複数のクラスをまとめてインタフェースに、またその逆へ容易に変換できるよう、[クラス/インターフェースに変換]メニューをコンテキストメニューに追加しました。
RGBによる色指定&透明度の調整!
RGBの値による色指定が可能になりました!
また色の透明度を調整するオプションも新たに追加。図の表現力を高める手段が増えました。
フォント設定がスムーズに
フォントの設定画面を改善しました。7.0以前では、フォントの変更時、最大4つのチェックボックスをクリックする必要がありましたが、7.1ではそれを解放。他にも細やかな操作性を改善。好きなフォントスタイルに素早くアクセスできます。
APIからも文字列の改行を指定できます!
文字列の改行は、図を見やすくするとても重要な手段の一つです。アクティビティ図のアクションやステートマシン図の状態遷移なども、改行なしの1行の文字列では、図要素自体が横長になり、図全体が見づらくなっていましたが、現在は任意の位置で改行を挿入できます。7.1では、APIを使った作図時も、任意の位置の改行挿入を指定できるようになりました。
ER図 – SQL出力やERエンティティ入力の改善!
実際の利用者様からヒアリングして得たご要望にお応えして、ERドメイン/モデルをExcelからインポートする際の挙動やSQL出力時の細やかな設定追加など改善しました!
その改善の一つが、ER属性のプロパティビューに追加された[定型句]チェックボックスです。SQL出力時、初期値について関数などをシングルクォートで括りたくない場合は、ここにチェックを入れるだけでOK。これまではSQL出力後にエディタで調整をしていた方も多いと思いますが、出力時に設定できるようになりました。
また、7.1では、ドメインを構造ツリーから図上のERエンティティにドラッグ&ドロップした際、ドメインが持つ定義情報も引き継ぐようにしました。
7.1、是非アップデートして、快適で効率的なモデリングを体感してください。
ダウンロード:http://astah.change-vision.com/ja/download.html