フローチャート上で、矢印の注釈を真ん中ではなく根元に表示する方法は、手作業しかないのでしょうか…?
というツイートを先日頂きました。
矢印を伸ばした時や、終点を変更した時などに、注釈が行方不明になり困るケースがあるとの事でした。
矢印の注釈は、デフォルトで線中央に表示されます。位置を変えたい場合は、手動で移動していただくしかありません。
このユーザーさんのお話を開発チームに共有した所、ユーザーさんの作業が少しでも楽になれば、、とスクリプトを作成してくれました。
「スクリプト」とは?
astah*のバージョン7.2で追加された「スクリプトエディタ」上で実行できるスクリプトです。
ECMAScript(JavaScript)で、APIを使用して図やモデルを作成、編集する事ができます。
サンプルスクリプトは、こちらで公開しています。
スクリプトを使おう!
今回作成したスクリプトを使うと、フローチャート、アクティビティ図、ステートマシン図などの矢印線(遷移や制御フローなど)のラベルを、矢印の始点側に移動する事ができます。
使い方
- スクリプトをダウンロードします
- [ツール] – [スクリプトエディタ]を選択します (※メニューがない場合は、こちらをお読みください)。
- [スクリプトエディタ]が開きます。[ファイル] – [開く]メニュー又は[ファイルを開く]アイコンから、ダウンロードしたスクリプトを選択します。
- ラベル位置を移動したい矢印線を選択して(複数選択可)、スクリプトを実行します。
- ラベルが、矢印の始点側に移動します。
制限とお願い
- 当スクリプトは、右、右下、下方向の矢印線ラベルのみに対応しています
- 当スクリプトのご利用は、サポート対象外です
- ぜひフィードバックをください!
「いいね!」の声を多くいただけた場合は、astah*の標準機能に取り込みます。
Special Thanks
toto_kitさん、Tweetありがとうございました! 🙂