チェンジビジョン福井チームでWEBデザイン勉強会の3回目を開催しました。
これは、IA/UXデザイナーとしてご活躍されている坂本貴史さんの著書「IAシンキング」を、一章ずつ担当者が解説して、参加者全員で実際に演習まで行う勉強会です。(勉強会第2回目のブログはこちら)
3回目のテーマは「WEBの”サイトストラクチャ”の理解」。
効果的なWEBサイトを設計する為には、先ずWEBサイトの全体像を可視化して、それを把握すること、そしてサイトストラクチャには5つのパターンがあり、それぞれの特徴を活かせるよう目的によって使い分けること、また複数人でのWEBサイトの設計や更新をスムーズに行う為に、凡例や書式を共通化して円滑なコミュニケーションをはかることの重要性など、第3章の解説を受けた後、全員で「既存のastah英語サイトの構造を可視化する」という演習を行いました。
astah*は、海外の利用者も多い為、日本語サイトと英語サイト、ドイツ語のページを運営しています。(ドイツ語ページは、製品一覧、機能比較など一部ページのみ)
もちろん同一製品なので、日英サイトで掲載する情報は同じですが、サイト構造は統一していません。これは、日英サイトのオープン時には意図していなかった事ですが、日頃のお客様からのお問合せの内容をベースに、各々改善を繰り返してきた結果、国内、海外のお客様の傾向に合わせた構造にそれぞれ自然に分かれていきました。
- 日本語サイト
- 英語サイト
- ドイツ語サイト
例えば、海外は無償版(astah* community)利用者様から、機能に関するメールでのお問合せが特に多い為、FAQとは別に、利用者様が直接質問を投稿できるQ&Aフォームを設けて、より多くのご利用者様がサイト上で自己解決できる仕組みを強化したり、また海外のユーザー様から「ライセンスのユーザ変更をしたい」というメールベースでのお問合せも多かった為、メインカテゴリーの[Support]メニュー配下に、直接ユーザー変更手順のFAQへのリンクを設けたりといった具合に、徐々に各言語のサイトを「見る人」に合わせた構成に分かれていきました。
ここしばらく、英語サイト側の改善作業の比重が大きかった為、日本語サイトの改善項目が多く残っています。日本語サイトは、特に異なるデザインのページが混在している状態で「統一感のなさ」という大きな点で、ページの見難さが目立ち、皆様にご迷惑おかけしています。今後、改善してまいります。
今回の勉強会では、チーム全体で「サイト構成はこうなっているはず」という先入観を捨てて、既存のastah*サイト構造をありのままトレースでき、具体的な改善案が挙がったり、また、日英サイトを比較した上で、日本語サイトでの新たな改善点も見つけることができ、演習を通して既存サイトの改善活動に結びつく、とても有意義な会になりました。
この勉強会が終わる頃には、astah*サイトが、今よりもグーンと良いものになるはず。
astah*サイトへのご要望などありましたら、皆様、上馬(satomi@astah.net)まで、是非お知らせください。