ETロボコンでastahを使おう 【テンプレートプロジェクト】

ETロボコン2015参加チームの皆さん、こんにちは。
前記事の「インストールの流れ」に続いて、今回はテンプレートプロジェクトを紹介します。

今年のETロボコンでは、デベロッパー部門プライマリークラスで使用できる走行体が二種類あり、「NXT」と「EV3」です。

ETロボコン走行体

ETロボコン公式サイトより、走行体の画像をお借りしました。

astahは、nxtOSEK用、EV3RT用のテンプレートを用意していますので、モデリングツールとしてastah* professionalを使うチームの皆さんは、ぜひテンプレートプロジェクトを活用してください。

テンプレートプロジェクト?

astahでは、パッケージやモデル図、各種の設定を含むプロジェクトファイル(.asta)を「テンプレート」と呼びます。テンプレートには、例えば MotorやLightSensor、TouchSensorといったETロボコンでは欠かせないモデルが予め含まれています。
JavaやC++といった言語に応じた設定も含まれていますので、開発する環境に合わせて毎回イチからモデルを作る手間がなくなり、使いたい時にすぐプロジェクトを簡単に作成できて便利です。

テンプレートを使ってみよう

astahを終了してから次の流れでテンプレートを開いてください。

  1. 使いたい.astaファイルを次の場所に保存します。
    ユーザーホーム/.astah/professional(uml)/template/project
    (templateやprojectフォルダが存在しない場合は作成してください)
  2. astahを起動します。
  3. 上部メニュー[ファイル]-[テンプレートからプロジェクトの新規作成]で表示されるリストに、追加したテンプレートが含まれているかを確認します。
  4. 使いたいテンプレートを選択して、新しいプロジェクトファイルを作成します。
    open_templatefile

例えば、nxtOSEK-ver4.2.asta を開いてみると、こんな感じです。

nxtOSEK

ヒント

プロジェクトを新規作成する際、常にETロボコン用のテンプレートを使いたい場合は設定できます。

  1. 上部メニュー[ツール]-[システムプロパティ]を選択し、左メニュー[プロジェクト]を選択します。
  2. 次の二点を設定します。
    [プロジェクト新規作成時に使用するテンプレート]:[ユーザーテンプレート]を選択
    [テンプレートファイル]:開きたいファイル名(ev3rt-ver2.asta または nxtOSEK-ver4.2.asta)
    systemproperty_template

モデリングに集中するためにも、テンプレートを有効に活用してください。

次回はプロパティファイルを紹介します。

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