東京電機大学 CySec が後援する「第7回 AI/IoTシステム安全性シンポジウム」が2025年11月26日(水)~11月28日(金)に開催されました。チェンジビジョンは、スポンサーとして、本シンポジウムを支援しています。
11月27日(木)の「The 6th Asian STAMP Workshop」の枠にて、弊社チーフエンジニア・高井利憲より、「STAMP/STPAにSysML v2をどう活用できるか」をテーマに講演を行いました。

開催概要
イベント名:第7回 AI/Iot システム安全性シンポジウム
日 時:2025年11月26日(水)〜28日(金)
場 所:オンライン / オフライン(国立情報学研究所)

プログラム内容 ※ 一部抜粋
◾️ Day1:
【オンライン】AI/IoTシステム安全性シンポジウム / The 6th Asian STAMP Workshop(講演)
・自動運転の安全設計・評価を支援するJARIの取り組みの紹介
・安全性確保のためのサイバーセキュリティ×AI
・災害時におけるAIとSecirty&Safetyを考慮した情報共有とタスク整理
◾️ Day2:
【オフライン】The 6th Asian STAMP Workshop(講演、一般発表)
・グローバルサービス開発領域へのSTAMP/STPAの適用と社内プロセス化に向けた取り組み
・STAMP/STPAにSysMLv2はどう活用できるか
・How to manage your STPA result in VisualPro
◾️ Day3:
【オフライン】FRAM Workshop(講演、一般発表)
・AI/IoTシステム安全性シンポジウム・企画セッション
・FRAMを用いた作業者の適応的熟達の解析
・SaCCRAM-Fの適応事例の紹介
※ 記載したプログラムの内容は一部のみです。他にも多数のテーマで講演がありました。

高井による講演
「STAMP/STPAにSysML v2はどう活用できるか」
弊社、高井が講演した内容は「STAMP/STPAにSysMLv2はどう活用できるか」をテーマに、
SysML v2をベースにSTAMP/STPAを実施することで広がる新しい可能性について紹介しました。
本講演では、SysML v2のテキスト記述やメタモデルの扱いやすさを活かし、
従来よりもモデルベースで安全分析を進められる点を取り上げています。
さらに、生成AIを組み合わせることで、分析補助など、作業効率を高める活用方法についても検討しました。
当日は、事前条件モデルやコントロールストラクチャー表示、
Loss-Hazard-Safety Constraintの表生成といった具体例を紹介し、AIがもたらす実践的な効果を示しました。
シンポジウム公開ページにて、当講演資料をご覧いただけます。

ツール紹介
astah* System Safety:
STAMP/STPAや、SysML、GSN、ASAM SCDLに対応した安全分析ツール。
安全性の高いシステム開発現場におけるシステム分析、安全分析、論証までを、1つのツールで支援するMBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)ツールです。

SysMLv2 Editor:
SysML v2 Textに準拠したモデル記述用のエディタです。Visual Studio Code上で動作し、以下の設計・記述支援機能を備えています。
- シンタックスハイライト
- 構文エラー・スペルミスのリアルタイム検出
- 定義へジャンプ・参照元ナビゲーション
- アウトライン表示による構造の俯瞰
- 図の自動生成(オプショナル)

チェンジビジョンは、スポンサーとして、そして講演者として本シンポジウムに参加されました皆さまに心より感謝申し上げます。