モデリング関連サービスのご紹介

こんにちは。モデリング事業部の中村です。
本日は、弊社のモデリング関連サービスについてご紹介させていただきます。

弊社はモデリングツール「astah*」を中心としたソリューションを展開してまいりましたが、astah*製品販売以外にも、モデリング自体の豊富な経験を活かし、これまで様々なお客様をご支援してまいりました。

弊社のパーパスは、「モデルを中心としたエンジニアリングによって、多様化する社会、企業、個人、ツールとともにデジタル化が進む未来を共創する」というものです。

このパーパスは、単にツールの提供だけでなく、様々な視点からお客様をご支援するという考えに基づいています。この度、「次世代エンジニアリングをサポートする多彩なサービス」として、3つのサービス事業内容をご紹介するページを公開しました。各サービスの詳細については、ぜひ紹介ページをご確認ください。

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ここで少し余談ですが、パーパスにも含まれている「モデル」について考えてみたいと思います。
そもそもモデルとは一体何なのでしょうか？これまでに、数多くの定義が試みられていますので、以下に引用してみます（翻訳は機械翻訳となります）。

• 「システム、実体、現象、またはプロセスの物理的、数学的、またはその他の論理的表現」(a physical, mathematical, or otherwise logical representation of a system, entity, phenomenon, or process)(DoD 1998)
  
  
• 「物理的世界で実現されうる1つ以上の概念の表現」(a representation of one or more concepts that may be realized in the physical world)(Friedenthal, Moore, and Steiner 2009)
  
  
• 「実際のシステムの理解を促進することを目的とした、ある特定の時間または空間におけるシステムの簡略化された表現」(a simplified representation of a system at some particular point in time or space intended to promote understanding of the real system)(Bellinger 2004)
  
  
• 「あるシステムの抽象化で、そのシステムの関心のある側面を理解、伝達、説明、設計することを目的とするもの」(an abstraction of a system, aimed at understanding, communicating, explaining, or designing aspects of interest of that system)(Dori 2002)
  
  
• 「特定の関心事に基づいて形式と内容が選択される、システムの選択的表現。モデルは、明示的または暗黙的なマッピングによってシステムに関連付けられる」(a selective representation of some system whose form and content are chosen based on a specific set of concerns; the model is related to the system by an explicit or implicit mapping)(Object Management Group 2010).

また、ISOなどの国際規格も見てみましょう。

• 「実体または実体の集まりを抽象的に表現したもので、関心のある条件や状況のもとで、実体または集まりの特性や特徴を描写、理解、予測する能力を提供するもの」(abstract representation of an entity or collection of entities that provides the ability to portray, understand or predict the properties or characteristics of the entity or collection under conditions or situations of interest)(ISO/IEC DIS 24641 Methods and tools for MBSSE)

せっかくなので、astah* professionalを使ってモデル図として記述してみました。

いかがでしょうか？ 様々な定義がされており、どの定義からも深い洞察を得られるのではないでしょうか。
このような定義に基づいたモデルを作成するためには、システムズエンジニアリングやモデリング言語に関する深い知識、そしてモデルを書くための専用のツールが必要です。また、抽象化はシステムモデリングの核心であり、システムの全体像を捉えるための抽象的思考も求められます。

これらは高度なスキルが必要とされる領域であり、ご紹介したモデリング関連サービスは、お客様と様々な価値を共創するためのソリューションです。また、これらのサービスはお客様のご状況やニーズに合わせてカスタマイズしたご支援・サポートも可能です。ぜひお気軽にご相談ください。(モデリング関連サービスページ下のお問い合わせフォームをご利用ください）

モデリング技術は進化し続けています。弊社は今後も最新の技術やプラクティスを習得し、お客様と新たな価値を共創できるよう、日々努力を続けてまいります。