みなさん、こんにちは!チェンジビジョンの藤戸です。
弊社チェンジビジョンでは、自社のより良い企業文化の醸成を目指して「Strategy Beacon」というプロジェクトを立ち上げました。
私自身もこのプロジェクトメンバーとして、企業文化の再定義や高いパフォーマンスを発揮するチーム作り、職場環境の改善などに日々取り組んでいます。
そんな中で、常に意識しているのが「心理的安全性」というキーワードです。
近年、多くの企業で注目されているこの概念は、グーグルが行った大規模な研究でも、高いパフォーマンスを発揮するチームに共通する最も重要な要素として挙げられています。
しかし、実際にチームの中でこれを育んでいくのは簡単なことではありません。
今回は、その「心理的安全性」を高める新しいアプローチとして注目を集めている、アート思考を活用したチームビルディングワークショップに参加してきました。
2024年11月27日、東京ミッドタウン八重洲のワークスタイリングで開催された、ポーラ幸せ研究所×SEMCAによる「アート思考を使って心理的安全性を高める!チームごとワクスタに来て、チームビルディングしちゃおうの会」に、チェンジビジョンの若手社員をメインに5名で参加した体験をお伝えします。
従来の座学やディスカッション中心のチームビルディングとは異なる、創造性と共感を重視したアプローチとは一体どういったものなのかを紹介できればと思います。
1.ワークショップの背景
「ポーラ幸せ研究所」は2021年4月に発足し、従業員やビジネスパートナー、そして生活者の幸福度に関する研究を重ねています。2023年9月には「幸せなチームが結果を出す」という書籍を発行し、ウェルビーイング・マネジメント7か条を提唱しています。
今回のワークショップは、そんな幸せ研究所がSEMCAとコラボレーションして実現した、新しい形のチームビルディング手法です。
2.ワークショップの流れ
アイスブレイク(目隠し握手)
このワークの目的は、普段当たり前に使っている視覚情報への依存度に気づくことでした。
人が受ける情報の8割は視覚といわれる中で、チームの代表者に目隠しをしてもらい、他の人は代表者と握手をしてもらい、代表者は誰と握手したのかを当てるというゲームをしました。
意外と誰が握手しているのかはわからないもので、いかに視覚情報に頼っているかということがわかりました。
ストーリー読み聞かせ
個人ワークを始める前に、全員目隠しをして作品作りに関するストーリーを聞きました。
ストーリーの内容は大まかには、
とある場所に1つの種が落ちてきました、その種からはいつしか芽が出て成長していきました。
雨や風に耐えながらそれはついにつぼみをつけました。そして、自分だけの花を咲かせました。
というような感じでした。
このストーリーの中で種が落ちてきた部分では、実際に参加者それぞれ種とみなす何かの物を渡され、見えないながらそれが何かをチーム内で共有したりしながら話を聞きました。
私は、大きな石のようなものを渡されました。他には、スポンジのようなものや突起が付いたボールなど様々でした。
このストーリーを聞いたうえで、自分に渡された種からどんな綺麗な花が咲いたかをイメージしました。
個人ワーク(工作)

まず、各自が様々な色がついた花のつぼみと紙を使って創作活動を行いました。
1つ前のストーリーで渡された種から自分が1番綺麗だと思う花が咲いたということをイメージして、各々がこの過程で、普段のビジネスの場面では見られない、個々人の感性や創造性が自然と表出されていきます。
チーム内共有

作品完成後の共有タイムでは、自分の作品のイメージを共有したり、制作過程での気づきや感想を語り合いました。
それぞれの感性からイメージされ創作された花は、自分にはない視点がたくさんあり、そのイメージを共有する中で素直な意見交換が行われ、心理的安全性が自然と醸成されていくのを実感しました。
チームでの共創

個人作業を経て、生け花のような感じでチーム全員で1つの作品を作り上げました。
この過程は、まさに「共創」の実践でした。
言葉だけでなく、形やイメージを通じたコミュニケーションにより、新たな気づきが生まれました。
作品の発表
チームで作り上げた作品に名前を付けました。
そして他のチームに紹介をするとともに、他のチームの作品も紹介してもらい、様々な感性に触れることができました。
3. 参加して感じたこと
アート思考を取り入れたチームビルディングの特徴は、言語化できない感情や思考をビジュアルで表現できる点にあると思います。
普段は「言葉」に頼りがちなビジネスコミュニケーションですが、創作活動を通じて表現することで
- 予想外の才能の発見
普段の業務では見えてこない、メンバーの創造性や表現力に触れることができました。 - 新たな視点の獲得
同じ題材でも、それぞれが全く異なる解釈や表現方法を見せてくれ、多様な視点の重要性を再認識しました。 - より深い相互理解
作品制作を通じて、各メンバーの考え方や感性に触れることで、普段の会話だけでは得られない深い理解が生まれました。 - 自然な心理的安全性の構築
作品作りという非日常的な活動を通じて、互いの個性を認め合い、受け入れる雰囲気が自然と生まれていきました。
という効果が得られると思いました。
一緒にイベントに参加した社員からも感想をもらいました。
フラワーアレンジメントを通じてチームビルディングを行うワークショップでしたが、普段の仕事では見られない意外な一面を知ることができて、とても良い経験になりました。普段から仕事や趣味の雑談を通じてメンバーのことをある程度理解することはできますが、こういったワークショップではさらに深く内面に触れることができるので、非常に面白いと感じました。
一方で、今回はプロのファシリテーターがいたおかげでスムーズに進行しましたが、これを社内で実践しようとすると、さまざまなチャレンジがあると感じました。社内でも取り組みやすい形に工夫して落とし込んでいけたらいいですね。
アート思考ということで、折り紙の工作など普段使わない頭の部分を使えている感じがしてよかった。
会場の八重洲のWSはセキュリティも高いし、奇麗だし、素晴らしいなって思いました。
4.まとめ
このワークショップを通じて、重要なのはメンバー一人一人が自己表現できる場を作り、それを受け入れる環境を整えることだと思います。
アート思考という新しいアプローチは、その実現のための効果的なツールとなると思いました。
今後、Strategy Beaconの活動やチームで仕事をするうえで、この経験で得た気付きを生かせるようにしたいです。