こんにちは
モデリング事業部の友野です。
日頃よりastah*をお使いの皆様もそうでない皆様も、Amazon Web Service (AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platformといったクラウドサービス (IaaS)を利用することが増えて来ているのではないでしょうか。
こうしたサービスを利用してプロダクトのアーキテクチャを検討したり、同僚と議論したりする際、各IaaS事業者が提供するステンシル(アイコン)を使って、PowerPointやVisioなどのドローイングツールでアーキテクチャ図(いわゆるポンチ絵)を書くことがあると思います。
今回、この記事でご紹介しようと思うのは、そのアーキテクチャ図 astah* でもかけますよ!というお話です。
特にUMLの記法と組み合わせてアーキテクチャを詳細化したい場合やクラス図とシーケンス図を組み合わせて検討したい場合などはastah* の強みが活かせると思います。
私も自身の業務の中で活用しており、その効果を実感しています。
では実際に試してみましょう。
以降はAWSを例に話を進めますが、アイコンが提供されているサービスであれば、同様の手順でastah* から利用できます。また、astah* にアイコンを登録する手順については以前にご紹介した以下の記事で取り上げた方法でも設定可能ですので合わせてご覧ください。
astah * にAWSアイコンを登録する
アイコンの用意
AWSアイコンについてはAWSの公式サイトで配布されています。
アイコンの登録
- ツール -> プロジェクト設定 > ステレオタイプの拡張アイコン設定 からアイコン設定画面を開く
- 新規にステレオタイプを追加(左下ボタン) → 編集(右下ボタン)から ステレオタイプ拡張アイコン編集 画面をを開く
- ステレオタイプ拡張アイコン設定画面の右側のアイコンエリアをクリックし任意のアイコンを設定する
astah * でAWSアイコンを利用する
任意のクラス図を開く(または新規作成する)
クラス図から作り始めるのが比較的スムーズに作成できると思います。
クラスを作成し、アイコンを設定したステレオタイプを設定する
- クラス図上で任意のクラスを作成する
- 作成したクラスを選択した状態で、ポップアップメニュー > ステレオタイプの追加、またはプロパティビュー(画面左下)のステレオタイプからステレオタイプ設定画面を開く
- 左下の追加ボタンから新規にステレオタイプを作成して後、ステレオタイプ名をクリックし右側のリストから先ほどアイコンを設定したステレオタイプを選択する
- 編集 > アイコン変更、または、ポップアップメニュー > アイコン表記から拡張アイコンを設定する
実際にAWSアーキテクチャを書いてみる(サンプルモデル)
- アイコンを設定したクラスもUMLの表記法を使用できます。
- クラス図上でアイコン付きのクラスを作成した後はシーケンス図もさくさく書けます
- 適宜、拡張アイコン表記を標準に戻して属性や操作の内容を確認しながらモデリング!
このあたりはastah*の得意技ですね!
いかがでしたでしょうか?
astah* でも、いまどきなアーキテクチャ図が書けますよ。ということが伝わると嬉しいです。
ぜひお試しください。(※当機能は、astah* professionalでご利用可能です。評価版はこちらから)
尚、ご紹介したサンプルモデルはブログ用に書き起こしたもので実際のシステム上での動作を意図したものではありませんのでご注意ください。
※当機能の利用方法については、astah*機能ガイドも是非ご参照ください。