astah*プロダクトオーナーの山本です。
今回は、astah*8.0で行ったドローサジェストに関する改善についてご紹介します。
ドローサジェストとは、マウスオーバーした図要素に対して可能な操作をホバー表示する機能です。有用な機能ではあるのですが、時々、意図した操作を行えないこともあると思います。
ひとつは、ホバー表示されたアイコンボタンを押そうとしてマウスを移動させた時に、アイコンボタンが消えてしまって押せないという問題です。これについて、アイコンボタンを消す条件を見直すことで改善を図りました。
もうひとつは、ホバー表示されるアイコンボタンが干渉して、他の操作の妨げになってしまう問題です。これについては、一部の要素についてホバー表示する位置を見直すとともに、新しいオプションを用意してみました。干渉する主な操作は、図要素のサイズ変更や線の付替えになると思います。よって、その際には図要素が選択状態になっていますので、その時にはアイコンボタンを表示しないというものです。
この場合でも、シフトキーを押下することで、一時的にアイコンボタンを表示させることができますので、これを上手く使いながら、よりストレスレスなモデリングを行ってください。
ドローサジェストについては、まだ改善の余地があると考えています。今後も継続して見直していきます。
それでは、また。